賃貸物件で気になるのが、周囲の生活音です。
とくに小さな子どもがいる家庭の方や夜型のライフスタイルの家庭の方などの場合は、生活音が気になってしまうでしょう。
周りに気を使いながら生活するだけでなく、手軽にできる防音対策をしてみてはいかがでしょうか。
ちょっとした工夫で効果が期待できるので、お互い気持ちよく生活できるようになります。
賃貸物件でもできる床の防音対策について
集合住宅で一番気になるのが足音です。
普通に生活しているつもりでも、下の階には意外と響いているということも少なくありません。
とくに子どもがいる家庭では走り回る音などが気になってしまうものです。
まずは音の種類を把握すると良いでしょう。
床の衝撃音は大きく分けて「重量床衝撃音」と「軽量床衝撃音」があります。
重量床衝撃音は足音など低く鈍い音のことで、軽量床衝撃音は食器やおもちゃを落としたときに出る軽く高音域の音のことです。
高音域の音には、市販されているマットが効果的です。
低い音には構造的に音漏れが少ない物件を探すことが効果的です。
それでも足音が気になる場合にはマットと一緒にカーペットなどを使ってみましょう。
騒音や振動が大幅にカットできる商品も販売されているので、併用することでより高い効果が期待できます。
賃貸物件でもできる壁の防音対策について
周囲への音漏れで意外と見落としがちなのが壁です。
壁への音の伝わり方はいろいろあり、それぞれの特徴を知ることが大切です。
遮音材だけの施工では音の逃げ場がなくなってしまうことで、反響がひどくなる可能性があります。
また、吸音材だけでは吸収しきれなかった音が外に漏れてしまう恐れがあります。
大切なのは、吸音材で音を減らして、遮音材で音の透過を防ぐということです。
さらに壁の振動を制御し防振することで、音を軽減させることもできます。
これら「吸音」「遮音」「防振」という3つの原理を用いた防音シートを選びましょう。
賃貸物件でもできる天井の防音対策について
音漏れが一番気になる場所といえば天井でしょう。
上の階からの生活音など、自分で防ぐのは難しいと思われることでしょう。
実は賃貸物件でも簡単にできる天井の防音対策があります。
一番手軽なのが、天井に遮音材などを貼り付ける方法です。
パネルタイプやシールタイプもあるので、賃貸物件でも利用することができます。
上の階の方に音について相談してみるのも良いかもしれませんが、直接話をすることでトラブルに発展してしまう可能性もあります。
賃貸物件の場合には、大家さんに相談したり、不動産会社に相談したりすると良いでしょう。
まとめ
賃貸物件でも防音対策はできます。
とくに子どもがいる方など、周囲への音漏れには注意が必要です。
床・壁・天井と分けて自分で工夫することで、より快適な空間を作ることができるでしょう。
簡単にできるものばかりなので、音が気になっている方は実施してみてください。
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